スタッフあれこれ

人件費の話

美容室経営に限った話ではないが、もっとも高くつくのが人件費だ。従業員が多ければ多いほど、利益が圧迫されていく。。。

独立の際には、人件費を真っ先に考慮しなければならない。店舗面積、資金量、目指す店の方向性・・・これらをしっかり把握したうえで、スタッフ数を算出しよう。その上で特に重要なのは、開業当初は必要最小限度の人員で店をまわすようにすることだ。1人くらい増えても大きな違いはない、というのは大きな間違いだから気をつけたい。

仮に1人雇ったとすると15万~20万の人件費がかかる。この分の粗利を出すためにはどれくらいの来店数が必要なのか?それをきちんと計算すれば、無駄なスタッフを雇うことほど愚かなことはないと気付くはずだ。

美容室の粗利は30%前後が一般的だ。これは他業種に比べればかなりの高粗利と言える。しかし、純利益を見ると10%を割っている店は少なくない。たとえ繁盛している店の場合でも同じだ。高粗利のはずの美容室がなぜこうなってしまうのか。人件費に圧迫されているからに他ならない。

美容室は少人数で始められるのが大きな強みだ。極端に言えばオーナーひとりでも運営はできるわけだから、背伸びはしないようにしたい。軌道に乗ってきてからスタッフを増やしたとしても全く遅くないのだ。

接客力の話

オープンから半年の間に来店するのは、初回~3回目の顧客が大半を占める。そうした顧客を固定客にできるかどうかが、以降の経営を左右する大事な鍵である。そのためにも、スタッフの接客力の向上には力を入れたいところだ。

接客力といっても種類はさまざまだし、スタッフの人間性によるところも大きい。だからといって個人個人に任せっきりにするのも考え物だ。美容師も競争社会なので、やはり自分が担当している顧客のことは熱心に考える(自分の評価につながるので)。だが、それに比べて他のスタッフが担当している顧客のことを全く知らないというケースが非常に多い。これではお店としての連帯感・一体感は出てこない。どことなくギスギスした空気になりがちだ。

質の高いサービスを提供できるように、来店回数などの顧客情報はスタッフ全体で共有すること。担当外かどうかは関係ないのだ。

業績の良い会社は、情報を共有化がスムーズにできていることが多い。美容室も例外ではない。

2012年8月30日

カテゴリー:開業