新規出店前の確認事項など

出店予定地のリサーチ

物件の目処がついたら、店の近辺をリサーチしてみること。昼間は人通りが多いのに夜間は人が通らなくなるような場所もある。プラス要素とマイナス要素を調べることが大事だ。また平日と休日で人通りが異なることもあり得るから、綿密にリサーチしなければならない。予定としている営業時間帯と同じ時間帯は張り込んでリサーチしておく必要がある。
下記のような内容は必ずリサーチすべきだ。

  • 通行人の年齢層
  • 車の通行量
  • どんな業種の店が多いか
  • 競合店の数

大事なのは、何度でも足を運んでリサーチしておくことだ。一度では情報を掴みきることはできない。

店舗を借りる時のポイント

店舗の家賃や保証金には地域の相場がある。東京の一等地に店を構えようと思ったら莫大なお金が必要だし、逆に地方都市であればかなり安く借りられる。担保の保証金も状況に影響を受けるから適正な金額は一概には言えない。

保証金や家賃を安くおさえたいと思うのは当然のことだ。交渉の時には額面通りに契約しないことがポイントになる。店のつくりや設備に不備な箇所があれば、きちんと相手に伝えるべきだ。マイナス面を並べて値引き交渉をしろと言っているわけではないが、交渉において優位に立つこともやはり大事と言える。お互いに要求を出し合い、金額的に一致点を見出すような努力をしていきたいところだ。

スタッフの数

開業後、一番高くつくのが人件費だ。従業員が多ければ多いほど人件費がかさみ、利益を圧迫していく。美容室は少人数で始められるのが強みだ。その点を考えて、まずは必要最小限の人数で運営していくことを試みてほしい。

独立して商売を始める時に真っ先に計算すべきなのは人件費である。これには疑いの余地はない。美容室の粗利率は30%前後は見込めるはずだが、繁盛店でも10%くらいになっている店は多い。これは明らかに人件費に食われすぎているのが原因だ。

店舗面積を考え、何人のスタッフが適正なのかという必要最小限度の計算はしておくべきだ。1人くらい増えたって大して変わらない、と考えるのは大きな間違いと言える。スタッフ一人分の粗利を出すためには何人の来店が必要なのか? それを計算すれば、無駄なスタッフを雇う気にはならないだろう。きちんと計算しなければ、せっかく高粗利率を達成できるはずの美容室が非効率で全く儲からない店になってしまう。

2012年7月13日

カテゴリー:開業