居抜き物件の欠点

物件にはカラ物件と居抜き物件がある。カラ物件は内装に費用をかければ思い通りの店づくりをすることができる。居抜き物件は前の店の内装や設備が残されているので、美容室仕様に改装しなければならない。

せっかく新規開業するのであればまっさらな状態から店舗をデザインし、希望通りの店づくりをしたいものだ。ただしそれが可能なのは資金に余裕がある場合に限られる。最初から豊富な資金を確保できているケースは稀だと思う。そうなると居抜き物件というのも一つの選択肢として浮上してくる。

居抜き物件はもちろん中古の物件だ。設備が少々古いこともあるが、それ自体は特に不利になる要素ではない。ただし気をつけるべき点が多いのも事実だ。内装がそのまま使用できるのかどうか。設備の使い勝手はどうか。壊れているところはないか。こういった店をしっかり調べておかないと、当初の予定よりも大幅にコストがかかってしまう可能性がある。せっかく内装をそのまま使えると思って居抜きを借りても、修理代で余分な費用がかかってしまっては元も子もない。

コスト面以外でも居抜き物件で注意しなければならない点がある。それは「前の店が撤退した理由」だ。前の店が美容室だった場合は、設備や内装は少し手を加えればそのまま利用できることが多い。これは費用面ではメリットになることは確かだ。だが居抜きということは前の店が撤退したということだ。その理由を確かめておかなければならない。経営状態が良くなくて廃業したのかもしれないし、何らかのトラブルに巻き込まれたのかもしれない。いろんなケースが考えられると思うが、不動産屋に話を聞いておいたほうがいいだろう。

前の店が美容室だった場合、その美容室の評判が近隣の人の頭に刷り込まれている可能性がある。もし評判の悪い店だったとしたら、自分の店がそのイメージを引き継いでしまうことになる。これが居抜き最大の欠点と言える。

2012年7月13日

カテゴリー:開業